機能的にはほぼ完璧なので、なんとか粗を探したいお客さんがひねり出したダメ出しは「デ、デザインがねぇ」と。(半分冗談でね)
真面目にデザインを問われるとデザイナじゃないし、むしろデザイナさんに頼むべき領域だと思っていました。
ただ、これからの時代を考えると処理の方は組み合わせで大体が出来てしまうので、プログラミングだけ出来ますという人たちは淘汰されてしまうでしょう。そう考えると、その辺りも出来るにこした事はないと考えて手にしたのがこの本です。
ただ、これからの時代を考えると処理の方は組み合わせで大体が出来てしまうので、プログラミングだけ出来ますという人たちは淘汰されてしまうでしょう。そう考えると、その辺りも出来るにこした事はないと考えて手にしたのがこの本です。
この本を読み始めて最初に衝撃を受けたのは、UI(ユーザインターフェース)とデザインは全くの別物だという事が書かれていたことです。デザインを学習しようと思ってましたが、間違ってました。最終的にはUIが出来るようにならなければいけません。
プログラマが作った画面は使い勝手重視、デザイナが作った画面はオシャレ重視。どういう画面にするかで両者は喧嘩してしまうそうです。著者が一蹴していることは、両者ともユーザ、つまり使う人の事を意識出来ておらず、押し付けになってしまっている点です。
利用者の事をわからなければUIは作れない。利用者の習熟度で、マウス操作<メニュー操作<キーボード操作(ショートカット)と操作方法が変わり、操作方法が変われば当然UIも変わってくる。ので、どういう人が使うのかを先ずは把握するところから始まるという指摘でした。素晴らしい。
ただ、少し間違っているなと思ったのは、デザインがプログラミングと直結していてデザインの変更でプログラムも作り直さなければいけなくなってしまうことに気をつけろ的な視点です。確かに一昔前はそうだったのでしょう。でも、今はデザインとプログラムの分離が進んでいるので、MVC、MVVMなどの製造手法を採用すればその辺りは回避出来るでしょう。また Web 限定ですが、解像度に応じてスタイルを切り換えるレスポンシブWebデザインてのが流行ってますが、それについても触れられていなかったのが少々残念でした。
その他には、最新のデバイス(タブレットやスマートフォン等)の開発に当たってのUIについて書かれていたりしていました。さくっと2時間で読めるくらいの読みやすい本で下。
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