2014年4月5日土曜日

ジェノサイド 高野 和明 (著)

サイエンスミステリーというジャンルがあるのかどうかわかりませんが、そういうお話でした。



こんなに面白いと思った本は本当に久しぶりです。ハリウッド映画を見ているようです。
話は主に3人の視点で場面が切り替わりながら進みます。

大学で薬の研究をしている研人にあまり尊敬してなかった死んだ父親からメールが届いて、ある薬の開発することと謎のノートPCを託されます。
またフリーの傭兵をしているイエーガー(エレンじゃないよ)は治療法がない病気にかかった息子の延命治療に使われるお金を稼ぐ為に、ある特殊任務を引き受けます。
この全く関係のない二人の人生が絡み合っていきます。アメリカ合衆国と進化した人類(3歳)との戦いです。あまり詳しくは書きませんが、ほんと良く出来ています。現実に起きているかもしれないと思わせられるくらいの説得力ある話でした。伏線も奇麗に回収されます。読みやすいのであっという間に読了でした。



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