2014年4月6日日曜日

明日のマーチ 石田 衣良 (著)

特別、石田氏(石平氏?)がフェイバリットなわけではないですが、今は活字に飢えていて何となくランダムに抽出した一書です。




年収200万の契約社員がいきなり大量解雇されて(いわゆる派遣切り)、特に仲が良かったわけではない4人がノリで山形から東京に徒歩で帰るという設定です。社会に対する抗議だという後付けの理由でマスコミに取り上げられ、一大センセーションを巻き起こします。

一人一人のキャラが独特で、過去にそうなってしまったエピソードがあります。主人公は逆に何も無い。何も無いという個性でしょうか。しかし何も無いから気持ちでぶつかって人を動かしたりします。

歩く事で人間を描いています。生きる事を描いています。泣けるシーンもありました。そのうち映画化されるんじゃないでしょうか。


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