古来より使われているサバクラ環境はアプリケーションの更新があると、各クライアント端末に配らなければいけないので、サーバ側だけを更新すれば全て反映出来てしまう Web が好まれるのでしょう。それが例え24時間のリアル表示なシステムであろうとも。
そこで問題になってくるのが、Web 画面だとサーバー側から通知する事が出来ない点なのですが、HTML5にて WebSocket と呼ばれる通信規約が策定されつつあります。いわゆる今流行のプッシュ側の通信です。こう書くと WebSocket が HTML5 の仕様のようになってしまいますが、WebSocket は素晴らしいので、現在では HTML5 とは分かれて仕様策定が進んでいます。その辺りが確立すれば、あとはどう表現するかなんですが、HTML5だとどういうことが出来るようになるのかを知りたくてこの本を手にしました。
大体は概要を知っていることでしたが、基本的な使い方をコードレベルで書いてくれているので、入門的にはとても良いと思います。使えそうだなと思ったものは、
- ローカルストレージ
- ローカルデータベース(IndexedDb)
- Webワーカー
辺りですかねー。Web ワーカーは非同期処理を行う為のものです。排他制御が出来るのかどうかが気になりました。もう少し進んだら調べよかな。
あとよくわからなかったのが、ツールキットとか SDK の位置づけです。ブラウザに搭載される標準的なものなのか、オープンソースとかなのか。ライセンスに厳しい大企業とかで使えるのかどうかがわからないので、ちょっと調べる必要があります。そこらへんは書かれていませんでした。あくまでもテクニックの紹介です。本書もコードは流し読みなので2時間程度で読了出来ます。
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