学生が終わって社会人になると、大体の人が属する組織だと思うが、意外と知らない人が多いのではなかろうか?
少なくとも私はこの年まで知らなかった。
自分の属する組織がどういう仕組みで成り立っているのかを知らずに実に7年もの月日を費やしてしまった。
本書ではまず、この「法人」とか「会社」というものを中学生でもわかるように、事例を挙げながら説明している。八百屋さんの例えはわかりやすい!
それを踏まえ、資本主義の変遷、バブル崩壊の流れ/原因などを細かく分析しつつ、これから来たるポスト産業資本主義における必要な人材像/会社の仕組みがわかり易く論じられている。
「差異性こそ利益」の話は言われてみれば当たり前のことなのに、言われるまで気づかなかった。
社会人1年目で読んでおきたかった。そうすれば仕事に対する考え方が全く変わったろうに。と思った。
何度か読み直したいと思う。
何気に「小林秀雄賞」を受賞している名著。
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